セミナー CMスクール第7講座(4月23日)
日本コンストラクション・マネジメント協会の本年度CMスクール第7講座(4月23日日曜日開催)の午前の部を担当させていただきました。
タイトルは「使えるCMrの法的知識と契約管理術」 、場所は東京・三田の建築会館です。
午前の部3時間は、当職が担当し、「CMrが備えるべき契約に関する基礎知識と、プロジェクトにおける契約責任の捉え方」をテーマに、設計や請負など契約や契約書を広くお話しました。
6人の班で討議して発表するワークショップでは、「司法試験風」の長文の事案問題を設定し、先行して製作を開始した下請の代金の問題、工事途中での解除、追加変更代金の問題の3つのテーマについて、実務と契約書に即して検討していただきました。
どの班も闊達な議論が行われ、こちらの出題意図を突いた、またそれを超える鋭い指摘が相次ぎ、出題者冥利に尽きる充実した発表をいただきました。
午後の部3時間は、以前よりCMの法律問題を扱ってきた大阪の弁護士・釜田佳孝先生が、CMrの法的責任を中心にお話されました。
CMrの法的責任を論じる上では、CMrの業務が非定型的であるがゆえに、特に、CM契約で定められた業務範囲が非常に重要ですが、事案ごとに「標準業務の場合」「オプション業務がある場合」と場合分けをして解説され、業務範囲への強い意識付けがなされたと思います。
ご参加いただいた方々、また関係者の皆様、どうもありがとうございました。