セミナー・執筆
平成27年から参加しておりました
日本建築学会建築法制委員会
「建築生産関係者と法規範を巡る論点に関する基礎的研究委員会」
の研究成果が、この度、共著として出版されました。
日本建築学会編「建築生産と法制度 建築主、設計・監理者、施工者のためのQ&A」
技報堂出版株式会社(定価2,800円(税別)、178頁)
建築基準法・確認検査の現状について、
また建築生産者(設計者・監理者、施工者等)の責任について、
建築行政に携わってきた方々、研究者、第一線の施工者、まちづくり専門の弁護士など
多彩な顔触れが論じているものです。
また、委員による解説・シンポジウム(研究協議会)が開催されます。
日本建築学会大会
日時:平成30年9月4日(火)13:45~17:15
場所:東北大学川内北キャンパス 川内北講義棟(B棟)B101室
日本建築学会大会にご参加の方、興味がありましたら、是非、ご参加ください。
研究協議会用資料
「建築生産(設計・監理・施工)における建築法制度の現況と今後を考える」
につきましても、現地にて頒布(有償)の予定です。
日本コンストラクション・マネジメント協会の本年度CMスクール第7講座(4月23日日曜日開催)の午前の部を担当させていただきました。
タイトルは「使えるCMrの法的知識と契約管理術」 、場所は東京・三田の建築会館です。
午前の部3時間は、当職が担当し、「CMrが備えるべき契約に関する基礎知識と、プロジェクトにおける契約責任の捉え方」をテーマに、設計や請負など契約や契約書を広くお話しました。
6人の班で討議して発表するワークショップでは、「司法試験風」の長文の事案問題を設定し、先行して製作を開始した下請の代金の問題、工事途中での解除、追加変更代金の問題の3つのテーマについて、実務と契約書に即して検討していただきました。
どの班も闊達な議論が行われ、こちらの出題意図を突いた、またそれを超える鋭い指摘が相次ぎ、出題者冥利に尽きる充実した発表をいただきました。
午後の部3時間は、以前よりCMの法律問題を扱ってきた大阪の弁護士・釜田佳孝先生が、CMrの法的責任を中心にお話されました。
CMrの法的責任を論じる上では、CMrの業務が非定型的であるがゆえに、特に、CM契約で定められた業務範囲が非常に重要ですが、事案ごとに「標準業務の場合」「オプション業務がある場合」と場合分けをして解説され、業務範囲への強い意識付けがなされたと思います。
ご参加いただいた方々、また関係者の皆様、どうもありがとうございました。
2月24日、日本CM(コンストラクション・マネジメント)協会九州支部にて、建設関係の契約の基本や昨今の公共工事の契約の多様化などについて、短時間ですが講演させていただきました。
また、その後、同じくCM協会の廣江弁護士とともに、参加者の皆様方と、グループごとに色々なお話をさせていただきました。
九州ではCMにあまり馴染みがなく、CMを入れる意味や報酬の定め方等について疑問をお持ちとのことでした。
懇親会では、支部の方々に福岡・博多の町の成り立ちや歴史について教えていただき、非常に興味深く思いました。
関係者の皆様方、どうもありがとうございました。